小平に開城！和物＆アンティーク＆ワークショップのお店「トウキョウジョウ」

マニアック季刊誌みたいな更新頻度で申し訳ない！ツバメホームズの小野です。

facebookのほうで見てくださっている方にはおわかりでしょうが相変わらず小平の中をグルグルと、時たま遠方にボーンと動いております。

ちなみに今年のおみくじはスタッフ二人とも「中吉」。そのままコツコツ頑張っていけばOKって感じの内容でしたんで、今年も怒涛の繁忙期を地道に駆け抜けました。と、いうわけで引き続き小平をプッシュしていく所存でございます。栄えあれ、小平！

さてさて、先日、花小金井駅と小平駅の中間地点でとあるお城が開城いたしました。その名も「トウキョウジョウ」。アンティーク着物や和小物制作、着付け相談やらなんやら、兎にも角にも和のことならなんでもござれというこちらのお店。

こちらのお方々がトウキョウジョウの藤山憤頭さんとつちさんです。実は、お二人とツバメホームズと、なかなか浅からぬご縁がありまして。

そう、あれは何年か前の浅春の候。ツバメホームズのツマのほうはお仕事の移動中のことでした。

トウキョウジョウと私ども。

その頃ツマのほうはちょこっと悩んでおりました。というのも、義叔母に着付けを教えていただいたので着物が着られるようになったはいいけど、いまいちコーディネートに自信がない。

もっとかっこよくカジュアルに普段着として楽しみたい気持ちと、着物のセオリーをどこまで壊してもよいのか怖がっている気持ち、そんな揺れる想いを体中感じていたわけです。

そんな中、吉祥寺から中野への移動途中で目に入った着物販売のイベント。色々な着方をしている人がいるだろうし、参考になるかもしれないと思い、ちょっと寄り道してみました。ツマはトウキョウジョウのお二人に出会いました。

奇抜とも言えるその和服の着こなし、けれども絶妙な色合わせとシルエットのバランスでおしゃれな感じ。良いなー、楽しんでる感じだなー、なんて思ったので、横目で見るだけのつもりが、ついついお二人の前に立ち止ってしまったのです。

お二人は快く雑談に応じてくれたので、そのまま和物談義に花を咲かせてみたりして。その会話の流れから、今度お二人が小平に移住する予定というお話を伺い、何かお役に立てればと、名刺ををねじり込むようにお渡した、というご縁でございます。

お店に訪れてくださったお二人と、なんやらかんやら作戦会議。小平進出の第一歩に、まずはお手持ちの古民家を再生できればと、そういうのがお得意な地元の建築やさんをご紹介。トウキョウジョウ小平築城計画がここで立ち上がりました！

いかにもショウワな古民家で、雰囲気ある感じ。ただ、二階の一部を支えている鉄筋部分に劣化が見られるのでその補強と、一階の壁を抜いて広く使えるようにリノベーション。その他諸々、色々綺麗にする部分と現存させる部分を建築やさんとお話し合い。

え？お金がかかるって？

自分でできる事は自分でやっちゃう！

なんと憤頭さんたらタイル張りなんかもできちゃうらしくて、プロにおまかせするべき部分はしっかり任せつつ、ご自身でできるような部分はセルフリノベーションでコストを上手に抑えていました。

どうですか、この味わい深い洒落っ気のあるお家！元のアンティークさを損なわず、しかして使いにくいような所は綺麗に作り変えている、バランス感覚の良い古民家リノベです。

今後もこういったニーズは増えていくかと思いますが、お手本にしたいくらいの活用事例です。

お店の方も準備万端、とはいえ全国でワークショップをされているお二人と繁忙期ド真ん中のツバメホームズ二人。なかなか来場できなくて歯がゆい思いをしておりましたが、5月下旬に小平でがま口ワークショップを行うというお話だったので、さりげに参加してみたり。

他の方と一緒にチクチクしたり、グイグイしたり。まったりと素敵な空間でものづくり。これは中々贅沢な時間です。楽しい。

トウキョウジョウでは、他にも好きな布で作れる「足袋作り」「帯作り」「着物作り」「袴作り」など、様々なワークショップを開催しているそうで、ブログなどで随告知を行っているそうです。

バリエーションがすごい！布持っていって作りたいものを言えば何でもなんとかしてくれるんじゃないか、といったようなラインナップ。デニム着物、作りたい…

こちらのリノベ古民家は、今は教室や工房として活躍中だそうです。では、お買い物がしたかったら月一程度の蔵開きの他各地でのイベント販売しか機会がないのか…？なんて質問したら、何やらプロジェクトが動いている模様。これは追跡取材しなきゃ。